1. システムの組み立て
1.1. 袋からダイカードを取り出します。
1.2. ダイカードからブラケットを取り外します。
1.3. ブラケット金具をスコープブーツにスライドさ
せます(矢印が上向き方向) 。
1.4. ブラケットストラップ(青)をスコープチャネ
ルの上に巻き付け、ブラケットに付いているピ
ンで固定します。
1.5. ダイカードから機器を取り外し、機器の遠位端
を医師に提示します。
注意:機器が清潔なまま保たれるように、引き
渡し時に機器のハンドルを操作してください。
1.6. 機器とスコープライナーをスコープの作業チャ
ネルに挿入します。
注記:鉗子栓が開いており、スコープが屈曲し
ていないことを確認します。 HeliX Tack の制御
が損なわれる可能性があるため、 挿入中にカテー
テルをねじらないでください。
1.7. スコープライナーファンネルをスコープキャッ
プに完全に収容します。
1.8. 機器のカテーテルから HeliX Tack バッカーカー
ドを取り外します。
1.9. バッカーカード( HeliX Tack #2 上部 / 近位)を
持ち、サイドタブを挿入してブラケット金具に
取り付けます。
注記:縫合糸がバッカーカードとブラケットの
間に挟まっていないことを確認します。
1.10. 必要に応じて、縫合糸の近位端を引っ張って縫
合糸にたるみを作り、 HeliX Tack に通します。
縫合糸のたるみを減らすには、縫合糸の末端を
反対方向に引きます。
注記:スコープブラケットに取り付ける前に、
スコープチャネルファンネルとバッカーカード
間の縫合糸のたるみが機器のカテーテルに巻き
付かないようにしてください。
注記:バッカーカード装着後、縫合糸がカテー
テルに巻き付いたとしても、 HeliX Tack を再装
填するためにカテーテルを取り外すと、自然に
解消します。
1.11. スコープライナークランプ(赤)を取り外して
廃棄し、スコープライナーを解放します。
注意:ハンドルスライダーが「 R 」とラベル表示
された「リセット」位置にあり、 デバイスカテー
テルが初期ロック位置にあることを確認してく
ださい。
141
1.12. スコープを目標箇所まで操作します。
2. HeliX Tack の設置
2.1. カテーテルを前進させ、 HeliX Tack を組織に押
し当てます。
注意: HeliX Tack を押し込む前に、ハンドルが
リセット位置にあることを確認します。
注記: HeliX Tack が取り付けられている間は、
カテーテルを作業チャネルから引き込まないで
ください。これにより、機器が損傷したり、意
図せず外れたりする可能性があるためです。
2.2. 機器のカテーテルの前方に圧力をかけながら、
ハンドルスライダーを「 D 」の位置までゆっく
りと引き、ハードストップに達するまで HeliX
Tack を組織に「押し込み」ます。
警告:組織に完全に押し込む前に、 HeliX Tack
の位置を確認します。手術後の後退回避のため
に使用される HeliX Tack の機能により、 Helix
が組織に完全に押し込まれた後からでは、組織
が捉えられており、再配置は複雑になることが
あります。
2.3. 適切に設置できたかどうか(位置と深さ)を目
視で確認します。
注記: HeliX Tack のアイレットは、適切な深さ
の目安として粘膜面と同一平面上にある必要が
あります。