「時間的ノイズ除去」 を先に適用してから 「空間的ノイズ除去」 を適用する
「時間的ノイズ除去」 は複数のフレームを分析してノイズを分離するため、 動きの少ない領域でディテー
ルを正確に維持できます。 はじめに 「時間的ノイズ除去」 を適用して良い結果が得られれば、 それがイメ
ージ内の一部のみであったとしても、 「空間的ノイズ除去」 を適用する量が減るため、 最終的なイメージ
の全体の画質が向上します。
「時間的ノイズ除去」 はイメージ内の動きのない部分で優れた効果を発揮しますが、 動く被写体に対して
は効果が低くなります。 一方 「空間的ノイズ除去」 は、 イメージに動きがある場合でも、 フレーム内でしき
い値を下回るノイズすべてを低減します。
種類のノイズ除去を組み合わせて使用することで、 多くの場合
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で最善のノイズ除去が可能になります。
「空間的ノイズ除去」 の最適な範囲は?
ノイズ除去の範囲を大きくすると、 「空間的ノイズ除去」 を強めに使用した際にショット内のディテールの
多い部分の画質が飛躍的に向上します。 しかし、 精度が最も高い 「大」 を常に選択する必要はありません。
ノイズ除去を適用したイメージを確認する際、 画質が向上したことが分からない可能性があり、 不要なレベ
ルの修正を行うことで無駄な処理時間を要することになります。
ノイズを確認する際は、 十分に大きいディスプレイにイメージをフルフレームで表示し、 オーディエンスと同
じ環境で作業することをお勧めします。 ノイズ除去を適用する際にクリップをズームアップしすぎると、 必
要以上の高画質設定を使用したくなる場合があります。 これは、 イメージのディテールを過度に拡大する
と、 実際のサイズでは気付かないような微妙な変化が見えるためです。
ノイズ除去
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