Ottobock 3R60 Gebrauchsanweisung Seite 180

注意 ！
EBS 機構には調節ス ト ッ プが付いています。 抵抗を大きく するために右 （+） 方向に回す際、
限度を超えるまで無理に回さないでくださ い。
右に最大に回してもバウンシングが利きすぎる場合には、 本製品が前方へ傾く よう にアラ
イメ ン トを変更することで対処してくださ い。 （ 4.3.2.1を参照） その際、 安定性が減少するの
で注意してくださ い。
注記:
ピボッティ ングマウ ン トが恒久的に末端位置に移動しないよう にするため、 EBS装置の丸い
スプリ ングは必ず調整する必要があり ます。
4.3.2.3 遊脚相における膝継手の動きの調節
本製品は、 油圧による遊脚相制御によ り、 踵の過度の跳ね上がり とターミナルイ ンパク トを防ぐこと
で、 なめらかな歩容を提供します。 装着者の習慣と同様に、 足の振り に影響する足部の重量や下腿
の長さなどは装着者の歩容に関係してきます。
出荷時の初期設定を変更する場合は、 以下の手順でおこなってください。
・ 初期設定では、 伸展抵抗は最小限、 屈曲抵抗は中程度に設定されており ます。
・ 屈曲と伸展に対する油圧抵抗は、 油圧シリ ンダーのピス トンロ ッ ドについている調節バルブを回す
ことによ り、 別々に調整することができます。 調整には、 必ず付属の調整キー710H10=2Ｘ3 を使用
してくださ い。
左側 （後ろから見て） にある屈曲 （F） の調整 (図8を参照)
油圧ユニッ トのバルブネジを右 （＋） に回す
油圧ユニッ トのバルブネジを左 （－） に回す
右側 （後ろから見て） にある伸展 （E） の調整 (図9を参照)
油圧ユニッ トのバルブネジを右 （＋） に回す
油圧ユニッ トのバルブネジを左 （－） に回す
注意 ！
転倒するおそれがあり ますので、 伸展抵抗の調整は、 歩行時に完全伸展することを確認し
ながら、 慎重に少しずつ行なってくださ い。
遊脚期の調整をする際はフォームカバーによる抵抗を考慮してくださ い。
注意 !
特に長時間、 激しく使用した場合、 本製品の油圧シリ ンダーが熱くなることがあり ます。 本
製品を動かす際 （曲げ伸ばし時） に本製品のメカニカルパーツに触れないでくださ い。 指を
はさみ込む危険があり ます。
4.4 ファ ームカバー
本製品には、 フォームカバー3S107/3S27 （ 別売り） が適しています。
180 | Ottobock
= 抵抗が増加 = 踵の上がりが減少
= 抵抗が減少 = 踵の上がりが増加
= 抵抗が増加 = ターミナルイ ンパク トの減少
= 抵抗が減少 = ターミナルイ ンパク トが増加
3R60, 3R60=ST, 3R60=KD, 3R60=HD