3.留め具の使用
a-b) スライドブロック留め具、c) 三重ロック留
め具。すべてのロックエレメントと調整エレメ
ントを定期的に点検します。
4.胸ベルトの準備
墜落制止システムを接続する後側固定ポイント
は、肩の高さに来なくてはなりません。そのた
めには面ファスナーを剥がして調整します。ス
トラップは胴ベルトに収納することができま
す。
5.サイズ調整後の試験装着
ベルトの調整が終了したら、実際に使用する前
に、安全な場所で少なくとも5分間、想定されて
いる使用体勢で吊り下がり試験を行います。適
切なサイズのベルトを正しく調整していれば、
試験装着で吊り下がったときに呼吸を妨げられ
たり、痛みを感じたりすることはありません。
装着したベルトの金具が陰部周辺や脇の下の領
域に来ないようにしてください。ベルトで宙吊
りになっている状態で過度の脊柱前弯、過伸
展、また陰部・腰部・脇への圧迫が生じないよ
うご注意ください。女性が使用する場合、胸部
のリンパ管に極力負荷がかからないようにしま
す。
6.取替え時期の目安
a) 落下インジケータ。ストラップの赤い部分が
見えるようになったら、ベルトを廃棄してくだ
さい。インジケータの状態を定期的に点検して
ください。 b) ストラップインジケータ。荷重を
受けるストラップの表面に赤い繊維が現れた
ら、そのベルト全体を廃棄しなければなりませ
ん。
7.ロープクランプの装着
出 荷 時 の 仕 様 と し て 、 ク ラ イ ミ ン グ 用 に E N
12841-B準拠のロープクランプがロープに付い
ているベルトもあります。それが付いていない
タイプのベルトでは、使用者はEN 12841-B準拠
のロープクランプを後から取り付けることもで
きます。そのためには、長方形の連結エレメン
トでロープクランプを前側固定エレメントのテ
キスタイルループに装着します。さらに、その
上部を長さ調整可能なストラップで固定しま
す。製品表示の使用条件とロープクランプの取
扱説明の注意を守ってください。ロープクラン
プを使用する際には、常に墜落制止用器具を携
帯してください。ロープクランプがランヤード
やベルトに対応しているか、またシステム全体
が正しく機能するかどうかを使用者は確かめる
義務があります。使用者はその確認について一
切の責任を負います。実際に使用する前に、安
全な場所で部品同士の互換性と機能を確かめる
必要があります。注意:金属部品によりストラ
ップが傷つく恐れがあります。ストラップに損
傷がないか、また金属部品に鋭いエッジや錆が
ないかどうかを確かめます。
8.付属品の装着
a) シートボード:シートボード用のループ(F)
は、シートボードの取付けにしか使用できませ
ん。適切な連結エレメントを選択する一切の責
任は使用者にあります。b) ツールホルダ1) 最大
25 kg、2-3) 上腿ループのロープ接続ポイント(
縦・横方向)。この固定ポイントに装着できる
装備の許容重量:0 kg。 c) 工具袋用の取付けポ
イント
9.ランヤード休止フック掛け位置
二丁掛けのランヤードを緩衝部材と共に使用す
るとき、ランヤードの一方のアームが(構造物
側の)取付位置につながれ、もう一方のアーム
が荷重のかかるベルト部分につながれていると
緩衝部材が正しく機能しません。そのため、ラ
ンヤードのもう一方のアームはクライミングハ
ーネスの着脱式連結ループに取り付けることを
推奨します(L)。
10.サイズ表
11.使用の気候条件
製品の寿命及び交換
製品寿命は基本的に使用の形態や頻度、さらに
外部の影響によって異なります。耐用年数が過
ぎたら、または遅くとも製品寿命(最大年数)
を超えたら、製品の使用を中止してください。
化学繊維(ポリアミド、ポリエステル、ダイニ