注意 :
圧設定の位置を読み取る際、 周辺磁場の影響により
誤った測定値が得られないように、 コンパスから半
径0.5
の範囲内にマグネッ トまたは他の強力な磁場
M
がないことを確認してください。
ローターはブリスター包装を通して見えるため、 ポラリス ・ ア
ジャストメントキッ トを用いずに点検を視覚的に行うことも
可能です。
図14
7)
埋め込み用に選択した圧の記録
ステップ 6 の 圧 力 値をポラリス患 者 I Dカード( P I C ) に 記
録します。
留置方法
ポラリスバルブを留置する際は、 最新の無菌性脳神経外科
手術の基準を考慮してください。
ポラリスバルブを含むシャントの留置にはいくつかの方法
があります。
術者は自身の経験と患者の容態に応じて手技を選択します。
シャントを最終的に留置する際はCSFの最適なドレナージの
条件を満たさなければなりません。
術者は、 バルブがMRI撮像時にアーチファクトを生じる可能
性があることを考慮して留置部位を選択しなければなりま
せん(第7章 「磁気共鳴画像法(MRI)施行しくみ」 参照)。
注意 :
交換が必要となった場合に交換するシャントシステ
ムを用意せずにシャントを留置しないでください。
警告 :
留置前にテストを行わないでください。 バルブは1個
ずつ校正し、 点検しています。 術前に圧力試験を実施
すると、 感染のリスクが増大します。
脳室カテーテル
-
挿入用スタイレットを用いてカテーテルを脳室に挿入
します。
-
必要に応じて、 同梱の直角アダプタを使用して脳室
カテーテルの留置深度を調整します。 穿頭孔の軸に配
置します。
-
CSFを用いてカテーテルから空気を抜きます。
-
必要に応じて、 レザボワが適切に充満されていることを
確認し、 クランプで把持します。
-
カテーテルをバルブのインレッ ト ・ コネクタ(レザボワ一
体型のバルブモデルではレザボワのインレッ ト ・ コネク
タ)と接続し、 慎重に結紮固定します。 バルブ上面の矢印
がCSFの流れる方向に正しく向いていることを確認しま
す。 クランプを外します。
警告 :
バルブ上面の矢印がCSFの流れる方向に正しく向い
ていることを確認します。 バルブの向きが反対の場
合には、 ドレナージが行われなくなります。
注意 :
シリコンは脆弱であるため、 金属製鉗子を用いてカ
テーテルを挿入したり、 コネクタと結紮固定したりす
ることは推奨されません。 カテーテルが切断または
穿孔するおそれがあります。
バルブ
注意 :
ポラリスモデルは必ず8
の骨表面に埋め込んでください。
後で調整を行うときにプレッシャー ・ セレクターでバ
ルブを見つけやすくするため、 選択した留置部位に
は余計なものがないようにしてください(耳や頸部か
ら離し、 バルブ周囲は4
このような注意を守らない場合には、 プレッシャー ・
セレクターでバルブの位置を特定できなかったり、 ア
ジャストメントマグネッ トがローターを十分に動かす
ことができず、 調整が困難になったり、 不可能になる
場合があります。
-
バルブから空気を抜きます。 気泡が入らないようにす
るため、 バルブに患者のCSFを直接充満させることを
推奨します。 バルブはほとんどの場合、 すぐに充満さ
れます。
ただし、 脳圧が低い場合やバルブが高圧に設定されている
場合、 バルブは自然に充満されない場合があります。
この場合には以下のことを実施します。
アウトレット ・コネクタにカテーテルを取り付 け、 ル
アーコネクタを接続したシリンジでCSFをゆっく り吸
引します。
または、
レザボワのドーム部分を押してバルブにCSFを充満さ
せます(SPVAおよびSPVBタイプのモデルの場合)。
注意 :
留置前に患者のCSFまたは注射用水以外の液体で
バルブを充満したり、 空気を抜いたりしないでくだ
さい。 バルブに沈殿を形成し、 シャントシステムが
詰まったりバルブ機構が閉塞したりするおそれが
あります。
-
バルブがCSFで充満され、 バルブ内に気泡がないことを
確認します。 気泡が認められる場合には、 空気を抜きま
す。 気泡が認められる場合には、 最初に設定した本品の
作動圧力が著しく変化するおそれがあります。
-
バルブ上面の矢印が見え、 CSFの流れる方向に正しく向
いていることを確認します。
50
未満の厚さの皮下組織下
MM
以上の空間を空ける)。
CM