6.
測定単位および設定圧の校正
表示圧の単位はmmH
Oです。
2
1 mmH
Oは9.807 Paまたは0.074 mmHgに相当します。
2
バルブの校正は流量10mL/hで行います。
バルブは1個ずつテストされています。 バルブと弊社製近位、
遠位カテーテルを通過する10mL/hの水の上流圧力を測定
しています。
校正ではカテーテルの抵抗は考慮していません。
バ ルブ の ラ ベ ル に 記 載して いる 圧 力 は バ ルブ の み の
抵抗です。
カ テ ー テ ル は シャントに カ テ ー テ ル 自 体 の 抵 抗 を 付
加します。
レザボワには特に抵抗はないと考えられています。
S P V バ ル ブ の 校 正 は 、測 定 圧 に 対 し て 許 容 誤
差-10/+15mmH
Oで行います。
2
図5 : SPVモデルの流量-圧力曲線
350
300
250
200
150
100
50
0
0
10
20
流量(ml/h)
この曲線は、 圧設定ごとに付加圧力を変更し、 その結果変化
した流量を測定して出しました。 数値はカテーテルの抵抗を
考慮していません。
ポラリスバルブの位置設定ごとの10mL/hでの平均値および
20mL/hでの平均値を示す表 :
SPVポラリス
®
バ
ルブの位置設定
ポジション1
ポジション2
ポジション3
ポジション4
ポジション5
本体の設定圧に対する患者の位置の変化および皮下圧の
変化の影響はごくわずかです。
S i p h o n X ® 重 力 式 サイフォン防 止 装 置 接 続 済 み の バ ル
ブの場合
この場合、 患者の位置がシステムの設定圧に直接影響を及
ぼします(下表参照) :
30
40
50
60
10mL/h
20mL/h
(mmH
O)
(mmH
2
30
35
70
75
110
115
150
160
200
225
SiphonX®接続済みポラリスバルブの設定圧表
関連基準
SiphonX®の方向
利用可能圧
(mmH
O)
2
「バルブ + SiphonX®」 が水平の場合、 SiphonX®はポラリス
バルブの設定圧に抵抗を付加しないため、 バルブ単体のよ
うな挙動を示します(図5参照)。
「バルブ + SiphonX®」 が垂直の場合、 SiphonX®はポラリス
バルブの設定圧に200mmH
図6 : SPV-SXモデル(SiphonX®重力式サイフォン防止装置接
続済みSPV)が垂直のときの流量-圧力曲線
ポジション200
ポジション150
ポジション110
600
ポジション70
ポジション30
500
400
300
200
100
0
0
この曲線は、 圧設定ごとに付加圧力を変更し、 その結果変化
した流量を測定して出しました。
数値はカテーテルの抵抗を考慮していません。
S P V- S Xモデル のラベ ル に記 載している圧 力 は 「バ ルブ
O)
+ SiphonX®」 の抵抗です。
2
カテーテル はシャントにカテーテル自体 の 抵 抗を付 加
します。
傾きが水平と垂直の間であれば、 SiphonX®は傾きの角度に
応じ抵抗を付加します(図7参照)。
図7 : SiphonX®、 SX-200モデルの設定圧は傾きによって異な
りますが、 流量は常に5〜50mL/hになります。
46
SPV-140-SX
SPVA-140-SX
0°
90°
10
210
1
2
40
240
3
80
280
4
110
310
5
140
340
Oを付加します(図6参照)。
2
10
20
30
40
流量(ml/h)
角度(°)
SPV-SX, SPVA-
SX, SPVB-SX
0°
90°
30
230
70
270
110
310
150
350
200
400
ポジション200
ポジション150
ポジション110
ポジション70
ポジション30
50
60