4.4.1 調整リングの正しい選定方法
以下の選択表を用いて適切な調整リングを選んでください。調整リングのバージョンは吸気
バルブの接続口に表記されています (図 7)。
体重
kg
40-47
lbs
88-
103
推奨調整リン
0
グ 4X147
各装着者にとり、必ずしも推奨内容が最適な選択であるとは限りませんのでご注意ください。
上記のデータに当てはまらない場合は、最も硬い調整リングを選択してください。オットーボ
ック社では、50 歩の歩行でおよそ 500 ミリバール (15 水 銀柱インチ) またはそれ以上の吸引力
に達することを推奨しています。
「底につく」感覚がする場合は硬い調整リングを使用してください。ポンプの吸引レベルが
不充分な場合は、柔らかい調整リングを使用してください。
4.4.2 調整リングの交換
1. フットシェルを取外します (4.2.1 の項を参照)
2. 六角レンチ (6 mm) を使用してアルミニウムアダプターの遠位端部 (図 2-E) の固定ネジを緩め
ます。ネジを外します (図 6- 1)。 付属品のア レンキーを ピラミ ッ ドアダプタ ーの穴に挿入して行う
ことができます。
3. 底部からシャフトを引っ張り出します (図 6-2)。
4. 調整リングを外します (図 6-3)。
5. 適切な調整リングを選定します ( 4.4.1 の項を参照のこと)。
6. 初回使用時の調整リングの準備
初回使用の前に、 オッ トーボッ ク社では、 別途ご注文いただく機能リ ングを予圧に使用することを
お勧めいたします。 例えば、 トラブルなく ご使用いただくために、 4X247 予圧ツールを別途ご注文
く だ さ い。 圧縮の確認を行わずに新しい調整リングを使用すると硬すぎる場合があります。予め取
付けてある調整リングや既に圧縮を確認済の場合は手順 7. に進んでください。
a.
圧縮ツールを開けます。
b. 圧縮ツール内に調整リングを置きます (図 9)。
c.
ネジを完全に締めるか、あるいは、万力で固定して調整リングに圧力をかけます (図 10)。
d.
圧力をかける時間は、3 分以上、15 分未満にしてください。
e.
圧縮ツールを開けて調整リングを取出します。
7. 調整リングをシャフトの上にスライドさせます (図 6-4)。
8. 注意 - 意図しないネジの緩みとそれに伴う転倒の危険性を避けるため、義足側のネジ穴と固定
ネジを清潔に保ち、グリースや他の汚れがつかないようにしてください。
9. 再度、義足を組立てます (図 6-5 および図6-6)。固定ネジに ロックタイト243か246 塗布し、6 mm
のトルクレンチを使用して、トルク値 15 Nmで 固定します。ピラミッド上部の孔から 6 mm のアレ
ンソケットを挿入してネジを締めます。
10. フットシェルに足部を挿入します (4.2.1の項 を参照)。
300 | Ottobock
48-55
56-65
66-75
104-
122-
144-
121
143
185
1
2
3
76-87
88-
101-
100
112
186-
193-
221-
192
220
247
4
5
6
113-
126-
138-
125
137
150
248-
276-
303-
275
302-
330
7
8
9