動作情報
動作情報
このセクションを活用して、プローブを安全かつ効率的に使用してください。測定システムを設置する前にすべ
ての安全情報をお読みいただき、測定システムを DUT に接続する場合に考えられる危険な場所など、動作要件と
設置要件にご注意ください。
TICP ブロック図
以下の図はテクトロニクス・アクティブ絶縁電流シャント・プローブのブロック・ダイアグラムを示します。
この図には、大地アースに対するコモン・モード抵抗およびキャパシタンスが示されています。プローブは直流
絶縁で、コモン・モード抵抗は無視できるため基本的に無限で示されます。大地アースと周囲の回路に対するコ
モンモード・カップリング・キャパシタンスは、ブリッジ・キャパシタンスで示されています。このキャパシタ
ンスは、プローブ・ヘッドをグランド面の上に 15.25cm(6 インチ)離して配置した状態で約 20 pF です。
コモン・モードの負荷容量の影響を最小限に抑えるには、以下を考慮してください。
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可能な場合は、大地アースに対して静電ポテンシャルとなる被測定デバイス(DUT)の基準ポイントを選択し
てください。
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プローブ・チップの同軸(コモン)シールドは回路の最も低いインピーダンス・ポイントに接続してくださ
い。
•
プローブ・ヘッド間の物理的な距離を大きくすると、導電面によりキャパシタンスが減少します。
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複数の TICP プローブを使用して、コモン・モード電圧が異なる回路の様々なポイントを測定する場合、プロー
ブ・ヘッドをできるだけ離して容量カップリングを最小限にとどめてください。
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