備考
修正を行うパーツには、内側と外側に対応する裁断マークと目盛が明記されています。すべて
のパーツは同じ測定値をもとにカットしてください。パーツは必ず裁断マークで切り取ってく
ださい。
以下の手順でソケットパーツを短く切ります(内側サイドレール、外側サイドレール、内側ソ
ケットシェル、外側ソケットシェル):
1) ソケットシェルの断端長と同じ高さに接着テープを巻き付けます。
2) ソケットシェル内側裁断マークと同じ場所に、外側の接着テープの上から印を付けます(画
像参照 10)。
3) 裁断マークを延ばしてパーツ全周に印を付けます。
4) 手びき鋸か糸鋸か帯鋸を使ってソケットパーツを整えます(画像参照 11)。
備考: 糸鋸を使う場合は、切削速度を遅く設定して、切り口のプラスチックが溶けないよう注
意してください。
注記! 手引き鋸でサイドレールを短く切る場合、サイドレール破損の原因となるため、サイド
レールで最も薄い場所(穴が並んでいる箇所など)をクランプ固定(万力など)することは
できません。
5) 道具を使って端とコーナー部分の角を取り、丸く整えます。
6) シリコーン製のサンディングコーンで切り口を滑らかに整えます(画像参照 12)。
注意
ケーブルダクトとボア本体の損傷による危険性
パーツに負荷がかかり、製品が故障して、装着者が転倒するおそれがあります。
本書に記載した以外の製品パーツの再成形は行わないでください(とくに、ケーブルガイド
►
とボア本体がある場所に注意してください)。
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ソケットシェルは必要に応じてホットエアガンで再成形できます。
以下の箇所については再成形を行うことができます。
•
ボアダイアルの間にある外ソケットシェル(外ソケットブリムが体に触れる)(画像参照
13)
•
ソケットブリム前方(外側の紅斑が増す)(画像参照 14)
•
サイドレールガイド近くの遠位領域の内外ソケットシェル(遠位ソケット断面積を減らす)
•
ソケットブリムパッド部分(この場所への圧分布を最適化する)
備考
ホットエアガンでソケットシェルを加熱する際は、均一に加温するよう注意してください(ソ
ケットの内側から外側に)。加熱しすぎるとマットなソケットシェル表面につやが出ることが
あります。
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