その他の各種モード; バッテリー切れモード; 義足充電モード; セーフティモード - Ottobock Kenevo 3C60 Gebrauchsanweisung

8 その他の各種モード
バッテリーがゼロになったり充電中などに本製品にエラーが発生すると、自動的に特別な動作状
態（モード）に切り替わります。これにより抵抗値が変化するため、義肢の機能が制限されま
す。
8.1 バッテリー切れモード
バッテリー充電レベルが
（323 ページ参照）。すると、屈曲抵抗が高く伸展抵抗が低く設定され、製品の電源がきれま
す。バッテリー充電レベルが 35% 以下になると、バッテリー切れモードに切り替わる前に、警告
信号が発信されます（323 ページ参照）。
充電を行なうと、バッテリー切れモードから基本モードに戻すことができます。
8.2 義足充電モード
充電中はどの機能も使用できません。
基本モードに切り替えるには、バッテリー充電後に、製品の充電器を取り外す必要があります。
8.3 セーフティモード
致命的エラーが生じると自動的にセーフティモードに切り替わります（センサーが反応しないな
ど）。エラーが解消されるまでは、セーフティモードが作動します。
セーフティモードでは屈曲抵抗を高く伸展抵抗を低く設定することができます。これにより、製
品が作動していない場合でも限定的に歩行が可能となります。
切り替え前にビープ音と振動信号が発信されるため、セーフティモードに切り替わったことが分
かります（323 ページ参照）。
充電器の取り付け/取り外しを行なって、セーフティモードを解除することができます。解除して
も再度セーフティモードになる場合は、エラーがまだ解消されていないことが考えられます。必
ず公認のオットーボック修理サービスセンターにて点検を受けてください。
8.4 オーバーヒートモード
連続した活発な活動により油圧シリンダーがオーバーヒートすると（長時間坂を下るなど）、
オーバーヒートの影響で温度が上昇すると共に屈曲が大きくなります。油圧シリンダーが冷却さ
れると、製品の抵抗値はオーバーヒートモード前に使用していた値に戻ります。
アクティビティモード A または B であれば、油圧シリンダーはオーバーヒートしません。その
ため、オーバーヒートが発生しなければ、これら 2 つのモードであることが分かります。
オーバーヒートモードになると5秒毎に長い振動信号が発信されます。
アクティビティモード C の間に使用できない機能は以下のとおりです。
• 車椅子を使用する際の膝継手のロック（318 ページ参照）
• バッテリーレベルの表示（311 ページ参照）
9 お手入れ方法
1) 必要であれば、真水で湿らせた柔らかい布で製品を拭いてください。
2) 糸くずのでない布で製品の水気を拭取り、しっかりと自然乾燥させます。
10 メンテナンス
備考
本パーツは、ISO 10328基準に従い 300 万負荷サイクルで試験されています。装着者の活動レベ
ルにもよりますが、これは 3 年から 5 年の耐用年数に相当します。
定期メンテナンスを受けることで、より長い間ご利用いただけます。
安全にお使いいただくため、また、保証が維持されるためにも、指定された定期メンテナスを受
けてください。 このメンテナンスでは、センサーの点検および磨耗した部品の交換も行います。
定期メンテナンス日を過ぎてしまうと、充電器を外す際に短いビープ音が3回発信されます。詳
細は担当の義肢装具施設までご連絡ください。
15%以下になると、膝継手からビープ音と振動信号が発信されます
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