8.1.9 階段を降りる
この動作は充分に練習して、注意して行ってください。足底がきちんと接地
した場合にのみシステムが正しく反応して屈曲の動きがコントロールされま
す。
1) 片方の手は手すりにつかまってください。
2) 義肢側の脚を段に置きます。足部が半分ほど階段の縁から飛び出るように
3) 階段の縁からロールオーバーします。
4) もう片方の足を次の段に置きます。
5) その後、義肢側の足を次の段に置きます。
備考:コックピットアプリを使って「抵抗(Resistance)」のパラメーターを
変更すると、膝継手の屈曲速度を変えることができます(472 ページ参照)。
8.1.10 坂を下る
屈曲抵抗が増し、膝継手の屈曲がコントロールされ、体の重心が低く安定し
ます。
備考:コックピットアプリ使って「抵抗(Resistance)」のパラメーターを変
更すると、膝を曲げる際の屈曲速度を変えることができます(472 ページ参照
)。
8.2 義足設定の変更
パーツとの接続が確立されると、コクピットアプリを使ってそれぞれ有効なモードの設定を変更
できます。
備考
義足の設定を変更する際は、必ず義足のブルートゥースのスイッチをオンにしておいてくださ
い。
ブルートゥースがオフになっている場合は、義足を逆さにするか、または充電器を一旦取付け
てから取外して、ブルートゥースを作動させてください。その後、約2分間ブルートゥースが作
動します。この間に接続を確立してください。
義足設定の変更に関する注意事項
•
設定を変更する前に、必ずコックピットアプリのメインメニューを見て、正しいパーツが選
択されていることを確認してください。選択されていない場合は、別のパーツのパラ
メーターが変更されます。
•
義足バッテリーの充電中は、設定を変更することはできません。また、別のモードに切替え
ることもできません。充電中は義足ステータスのみ確認できます。コックピットアプリ画面
の下の列に
のマークの代わりに
•
義肢装具士の設定はスケールの中央に表示されます。調整後にコックピットアプリの「普通
」ボタンをタップすることで元の設定値に戻ります。
•
義肢の設定は、調整用ソフトを使って調整してください。コクピットアプリは、義肢製作施
設で義肢の設定を行うためのものではありません。 コックピットアプリを使うことで、義肢
の使用に慣れるにつれて、装着者は日常活動で義肢を使用してできる動作を少しずつ広げる
ことができます。 義肢装具士は、次回の調整の際に調整ソフトを使って、前回調整時からの
変化を確認することができます。
•
マイモードの設定を変更する場合でも、まずこのマイモードに切替える必要があります。
足部を接地してください。
→ こうすることで安全にロールオーバーすることができます。
→ このようにしてゆっくりと同じペースで膝継手を屈曲させます。
のマークが表示されます。
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