5 使用前の準備
注意
不適切なアライメントや組み立てにより発生する危険性
義肢パーツの損傷により、装着者が負傷するおそれがあります。
アライメントおよび組立方法に従ってください。
►
備考
全ての材料が使用できるとは限りません。
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オットーボック社支社(オットーボック・ジャパン)に代わりの材料を問い合わせてくださ
い。
5.1 アライメント
5.1.1 フットシェルの取り付けと取り外し
フットシェルへの挿入
1) 義足足部(以下、足部)をフットシェルにスライドさせながら挿入します(画像参照 3、画
像参照 4)。
2) 足部のヒール部分を押してフットシェルにしっかりはめ込みます(画像参照 5)。
フットシェルの取り外し
1) フットシェルのヒール突起部を後方に押し、足部のヒールを持ち上げます。フットシェルの
ヒール突起部を後方に押し、足部のヒールを持ち上げます。
2) フットシェルから足部を外します。
5.1.2 ベンチアライメント
下腿義肢のベンチアライメント
必要な道具:662M4
( 743L200 L.A.S.A.R. アッセンブリまたは 743A200 PROS.A. アッセンブリ)
以下の手順に従ってアラインメント冶具内で義肢パーツのアラインメントと組み立てを行います。
矢状面
差高:必要な差高( 靴の差高 - 前足部分のソール厚さ)+ 5 mm
足部の外旋:約 5°
前方位置、アラインメント基準線に対する義肢足部の中央:30 mm
選択したアダプターを使用して義肢ソケットと義肢足部を接続します。アダプターの取扱説明書
をよくお読みください。
50:50
ゲージを使って義肢ソケットの中心点を決定します。アラインメント基準線に対して中央
に義肢ソケットを位置させます。
ソケットの屈曲:それぞれの断端の屈曲位 + 5
前額面
義肢足部のアラインメント基準線:親指と人差し指の間
義肢ソケットのアラインメント基準線:外側膝蓋骨端部に沿わせます
内外転の角度を確認します。
大腿義肢のベンチアライメント
► 膝継手の取扱説明書を参照してください。
5.1.3 下腿義肢のベンチアライメント
•
必要に応じてオットーボック社が推奨するアラインメントガイドに従ってください(モ
ジュラー大腿義肢:646F219*、モジュラー下腿義肢:646F336*)。
•
オットーボック社では、L.A.S.A.R. Posture(ラザーポスチャー)を使用して義肢のアライメン
トの確認と適合をすることをお勧めいたします。
ベンチアライメントの手順
ゴニオメーター、743S12
使用できない材料がある場合は、各国の
差高計測器、743A80
50:50 ゲージ、アライメント治具
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