メンテナンス
検査とクリーニング
Inspection and Cleaning
(検査とクリーニング) では、汚れや破損がないかどうかの点検方法を説明しています。ま
た、外装や内装の清掃方法についても記載しています。検査とクリーニングは予防保全として行われます。予防
保全を定期的に行うことで、機器の故障を防ぎ、信頼性を高めることができます。
予防保全は、機器の目視点検や清掃、操作時に一般的な注意事項を遵守することなどで構成されています。
メンテナンスの頻度は、機器が使用される環境の厳しさによって異なります。予防保全を行う適切なタイミング
は、機器調整の直前です。
外部のクリーニング(ディスプレイ以外)
シャーシの外部表面のクリーニングには、乾いた柔らかい布か柔らかい毛ブラシを使用してください。汚れが落
ちない場合は、75%のイソプロピル・アルコール溶液をしみ込ませた布または綿棒を使用してください。コントロ
ールやコネクタの周りの狭い部分のクリーニングには、綿棒を使用してください。研磨剤は、シャーシに傷が付
く恐れがありますので、シャーシのどの部分にも使用しないでください。
On/Standby スイッチは、イオン交換水で湿らせたクリーニング・タオルで清掃してください。スイッチに溶剤を吹
き付けたり、スイッチをぬらさないでください。
注意 : 化学洗浄剤は、この機器に使用されているプラスチックを損傷させる可能性があるため、使用を避
けてください。前面パネルのボタンをクリーニングする際は、純水だけを使用してください。キャビネッ
ト部分の清掃には、 75%イソプロピル・アルコール溶液を使用してください。他の種類の洗浄剤を使用する
場合は、まず当社サービス・センターまたは代理店にお問い合わせください。
検査 - 外観機器の外側に、損傷、摩耗、欠損した部品がないかどうかを検査してください。人体に被害を与えた
り、機器にさらに損害を及ぼしたりする可能性のある不具合はすみやかに修理してください。
表 4 : 外観検査チェック・リスト
品名
キャビネット、前面パネル、カバー 亀裂、擦り傷、変形、ハードウェア
前面パネルのノブ
コネクタ
キャリング・ハンドルとキャビネッ
ト脚
アクセサリ
フラットパネル・ディスプレイのクリーニング
フラットパネル・ディスプレイの表面を清掃する場合は、清掃用ティッシュ(Kimberly-Clark 社製の Wypall Medium
Duty Wipes#05701 など) 、 または研磨剤の入っていないクリーニングクロスなどで、ディスプレイをやさしくふい
てください。
MSO24 型、MSO22 型 2 シリーズ・ミックスド・シグナル・オシロスコープ クイック・スタート・マニュアル
検査項目
の損傷
ノブの欠落、破損、緩み
筐体の破損、絶縁部の亀裂、接点部
の変形。コネクタ内のほこり
正しい操作
部品または部品の一部の欠損、曲が
ったピン、ケーブルの破損または磨
耗、コネクタの損傷
メンテナンス
修理内容
不具合のあるモジュールの修理また
は交換
欠損したノブまたは不具合のあるボ
タンを修理または交換
不具合のあるモジュールの修理また
は交換汚れの除去やブラッシング
不具合のあるモジュールの修理また
は交換
損傷または欠損した部品、磨耗した
ケーブル、不具合のあるモジュール
の修理または交換
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