+ = 前方位置 / – = 後方位置(アライメント基準線に対して)
項目
画像参照 5
50:50ゲージ 743A80を義足ソケット(以下、ソケット)の外側に配置して、遠位/近位それぞれに
印をつけます。
2点を結んでソケットの外側中心線を描きます。
中心線上の坐骨の高さに、坐骨基準点 の印をつけます。
坐骨基準点からおよそ30 mmのところに、外側ソケット基準点の印をつけます 。
ソケットの坐骨基準点 の高さを、床から坐骨までの高さに揃えます。
注意 装着者の安全のため、また膝継手が正しく機能し、早期劣化を防ぐためにも、ソケットの位
置が正しく設定されており、適切に屈曲できることが重要です。
備考:さらに後方に配置する場合には、アダプタープレート 4R118(体重制限125 kgまで)を使
用してください。
外側のソケット基準点 が矢状面のアラインメント基準点 と重なるように、ソケットの位置決
めをしてください。
以下の指示に従い、腰の屈曲拘縮に応じて(角度α)ソケットの屈曲角βを調整してください。
角度α=0度の場合、角度βはアラインメント基準線に対して3~5度が適切です。
角度αが0度より大きい場合、角度βは、α+5~10度が適切です。
3R78=KDのソケットを成形するには、「義足ソケットの仕上げ」の章を参照してください
(228 ページ参照)。
ソケットと膝継手の間のすべての義足コンポーネントがきちんと接続されるようにラミ
ネーションアンカーまたはソケットアダプターの位置決めをしてください。
適切なアダプターを使ってソケットと膝継手を接続します。
アダプターの取付および調整は、それぞれの取扱説明書に従って行なってください。
ソケットの前面に 50:50ゲージ 743A80 を合わせ、遠位/近位それぞれに印をつけます。
2点を結んでソケットの前面中心線を描きます。
前面基準線 (ソケット端部と前面中心線の交点)にはっきりと印をつけます。
前面ソケット基準点 がアラインメント基準点 と重なるようにソケットの位置決めをしてくだ
さい。
装着者の内転角度に応じてソケットの屈曲角γを調整してください。
5.3.1 チューブアダプターをカットしてください。
注意
チューブの不適切な取り扱いにより発生する危険性
チューブの破損による転倒の危険
チューブを万力で直接挟まないでください。
►
チューブを短く切る際は、チューブカッターまたはカッティング装置のみをご使用くださ
►
い。
>
必要な工具
719R3 チューブカッター、718R1 チューブバリ取りカッター
1) 注意! チューブの長さは、装着者に必要な長さより短くしないでください。膝継手の挿入部分
との接続がぎりぎりになるような状態では、安全に使用できません。
チューブカッターを使用してチューブを必要な長さにカットします(画像参照 6)。
2) チューブバリ取りカッター(画像参照 7)を使用して慎重にチューブの内側と外側のバリ取
りを行います。
3) 切取ったチューブは廃棄します。
5.3.2 チューブアダプターの取付
注意
チューブの不適切な組み立てによる危険
負荷により義肢パーツが損傷し、負傷するおそれがあります。
チューブは、取り付ける義肢パーツ側の奥まで完全にスライドさせます。
►
ベンチアライメントの手順
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