EP7PTX55 HR10-RE
修理手順
EP/EPPツールの性能を最大限に高める方法
EP/EPPツールの性能を最大限に高めるには
推奨されるパルス数
アプリケーションに最適なツールは、5~20パルスでターゲットトルク
に達してシャットオフします。これは次のような締め付け時間に相当し
ます:
• EP 10以上の大型ツールでは最大2秒
• EP 7/8/9 PTXツールでは最大1秒
• EP 6以下の小型ツールでは1秒未満
5パルス未満でターゲットトルクに達するとトルクのばらつきが増加す
るため、特にハードジョイントではトルクの調整が難しくなります。
20パルス以上でターゲットトルクに達すると締め付け時間が長くなるた
め、摩耗が大きくなりオイル充填の頻度が高くなります。
5パルス未満でターゲットトルクに達した場合は、次のような方法で対
処してください:
• エア圧を下げる。
• ATあるいはTrimバルブを使って速度を落とす。
• 上記の方法が不可能な場合あるいは満足な結果が得られない場合
は、小型のツールをご使用になることをお勧めします。
20パルス以上でターゲットトルクに達した場合は、次のような方法で対
処してください:
• 動的エア圧を、標準的なEPツールでは6~7 barに、低圧のEP PTX-L
ツールでは5~6 barに上げる。
• ATあるいはTrimバルブを最大パワー/速度になるよう調整する。
• 上記の方法が不可能な場合あるいは満足な結果が得られない場合
は、大型のツールをご使用になることをお勧めします。
エア圧が変わった場合は、必要に応じてターゲットトルクを測定し
直して調整してください。
エアの調整
エア圧
エア圧を調整することで次のような結果が得られます:
• エア圧を下げると、ツールの速度は落ちますが精度が上がります。
• エア圧を上げると、ツールの速度は上がりますが精度が落ちます。
エアラインの圧力が4.5 bar以下になる場合は、低圧向けに設計さ
れたEP PTX-Lシリーズのツールをお勧めします。
圧力制御器
各ツールに1台の圧力制御器のご使用をお勧めします。制御器はライン
の予想最低圧力に合わせて調整してください。圧力制御器には次のよう
な利点があります:
• 安定したエア圧による高い精度
• ツールの出力調整が簡単
エアフィルタとエアレギュレータ
次のような利点を持つエアフィルタおよびエアレギュレータのご使用を
お勧めします:
• 空気に水分や粒子が含まれず清浄なため、ツールの摩耗や故障のリ
スクが低下します。
JA
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修理手順
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