Safety Information
• ツール使用の際は反力に備えてください。最後の締め
付け、または初期緩めの時期に起こる突然のトルク反動
を軽減するために、ツールのハンドルを常に軸の回転と
反対方向にしっかりと固定してください。
• 駆動部、ソケット、駆動延長部を決してつかまないでくだ
さい。
• 作業者と保守要員には、このツールの大きさ、重量およ
び動力の取り扱いが可能な身体能力が必要です。
• 可能であれば、反動トルクを吸収するサスペンションア
ームを使用してください。これが可能でなければ、まっす
ぐなケースのツールやピストルグリップ ツールの場合、
サイド ハンドルを推奨します。角度ナットランナの場合、
反力バーを推奨します。まっすぐなケースのツールでは
4 Nm (3 lbf.ft) より大きなリアクション トルク、ピストルグリ
ップ ツールでは 10 Nm (7.5 lbf.ft) より大きなリアクショ
ン トルク、角度ナットランナでは 60 Nm (44 lbf.ft) より大
きなリアクション トルクを吸収する手段を使用することを
推奨します。
• 締め具のトルクが大きすぎる場合や小さすぎる場合、重
傷を負う可能性があります。特定のトルクを必要とする組
み立てでは、トルク メーターで必ずトルクを確認してくだ
さい。いわゆる「クリック」 トルク レンチでは、潜在的に危
険なトルク超過状態を確認することができません。トルク
が大きすぎたり小さすぎる場合、締め具が破損したり、緩
んだり、分離したりする可能性があります。アセンブリが
外れると、飛散物になることがあります。
• 良好な状態の電源ソケットかインパクト ソケットのみ使用
してください。ハンド ソケットを使わないでください。
• 電動工具を使用する際、作業員は手や腕、肩、首、その
他の身体の部位に不快感を感じることがあります。作業
の日中を通して適切な姿勢で姿勢を変え、安定した足
場を維持し、不自然な姿勢や不安定な姿勢を避けま
す。
• 繰り返し作業、無理な姿勢、および振動にさらされると、
手や腕に害となることがあります。麻痺やチクチクした痒
みがある場合、または肌が蒼白化した場合、ツールの使
用を止めて医師の診察を受けてください。
• 狭い場所で作業する場合は注意してください。ツールと
ワークピースの間に手が挟まれないようご注意ください。
• 高レベルの騒音により、永久に聴力が失われることがあ
ります。ご自身の雇用者、または職業上の健康と安全の
ための規定で推奨される防音用耳栓を使用してくださ
い。
• ワークピースがしっかりと固定されているか確認してくだ
さい。
• 慣れない環境で作業する場合は、細心の注意を払って
ください。作業によって生じる可能性のある危険に注意
を払ってください。このツールは、電源と接触する場合に
対して絶縁されていません。
反力バーと併用するツール:ツール使用中には決して手を
反力バーに近づけないでください。ツールを作動させる前
に、スピンドルの回転方向を確認してください。 反力が予期
しない方向に作用し、圧挫傷の原因になることがあります。
クラッチのあるツール:クラッチの調整後、直ちに正確に作動
するか確認してください。
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© Atlas Copco Industrial Technique AB - 9834 6064 00
警告 傷害のリスク
パラメータファイルが正しいことを確認してください。間
違ったパラメータファイルを使用すると、トルクが高くなり
すぎることにより、結果として人体に傷害を引き起こす可
能性があります。
コントローラーに表示されている最大トルクと、ツー
►
ルの技術データに記載されている最大トルクを照ら
し合わせます。互いに必ず一致する必要がありま
す。
ESD トラブルの予防
製品およびコントローラ内のコンポーネントは、静電気に対し
て敏感です。将来の故障を予防するために、ESDが承認し
た作業環境で整備とメンテナンスを行うようにしてください。
下の図は、適切な整備作業ステーションの例を示します。
保守およびメンテナンス全般における安全上の注意
予期しない始動を避けるために、サービス中は常にコントロ
ーラーの電源を切り、取り外し可能なバッテリーを取り外した
ままにしてください。
サービスは、資格のあるスタッフにのみ依頼してください。
クリーニングの手順
部品は湿らせた布で清掃してください。水だけを使用し、溶
剤を含む洗剤は使用しないでください。
Atlas Copcoのサービス技術担当者までご連絡の上、現在
の推奨事項、および特定のツールに関するクリーニングアド
バイスについてお問い合わせください。
パワーツールの一般的な安全警告
警告 本製品に付属するすべての安全警告、指示、図、
仕様をお読みください。
以下に列記したすべての指示に従わない場合、感電、
火災、物的損害および/あるいは重傷に至る危険性があ
ります。
今後の参考のために、すべての警告と注意事項を保管
しておいてください。
警告における用語「パワーツール」は、主電源動作(コード付
き)パワーツールやバッテリ動作(コードレス)パワーツールを
指します。
作業エリアの安全
• 作業エリアは清浄で、照明が十分な状態を維持してくだ
さい。散らかっていたり、照明が十分でないと、事故を招
くことがあります。
BCP BL-12L-I06