4. セッ ト上の黒線が胃ポー ト上の黒線と一直線になるまでコネク
タを左向きにひねって、 エクステンシ ョ ン セッ トを取り外します。
5. セッ トを取り外したら、 備え付けのポー トカバーで、 胃ポー ト ・ 空
腸ポー トに蓋をします。
注意 : 吸引は、 断続的または頻繁に行なわないでください。 高
圧が原因で、 チュ ーブの収縮、 胃組織の損傷、 出血が生じること
があり ます。
薬剤投与
薬剤は、 できる限り液体を使うようにし、 固体の薬剤を砕いて水と
混ぜたものが安全かどうか、 薬剤師に聞いてください。 安全な場合
は、 固体の薬剤を細かい粉末状にして水に溶かしたものを、 栄養補
給チューブから投与します。 腸溶性製剤を砕く こと、 製剤を調合乳
と混ぜる ことは、 絶対に避けてく ださい。
カテーテル チッ プ シリ ンジを使って、 規定量の水でチュ ーブの洗浄
を行なってく ださい。
チューブ開通性に関するガイドライン
チューブを適切に洗浄することは、 チューブの閉鎖を防ぎその開通
性を維持する最上の方法です。 以下の記載は、 チューブの閉鎖を
防ぎその開通性を維持するためのガイ ドラインです。
•
継続的に栄養補給を行う場合、 栄養補給が途切れたとき、 もし
く は断続的な栄養補給を行なう前と後に、 栄養補給チュ ーブを
4 ~ 6 時間ごとに洗浄してく ださい。 チュ ーブを使っていない時
は、 少なく とも8 時間ごとに洗浄します。
•
薬剤投与の前後および投与と投与の間に、 栄養補給チューブ
を洗浄してください。 このように洗浄を行ない、 薬剤と調合乳と
が相互作用を起こ してチュ ーブの閉塞が起こる ことを未然に防
ぎます。
•
薬剤は、 できる限り液体を使うようにし、 固体の薬剤を砕いて水
と混ぜたものが安全かどうか、 薬剤師に聞いてください。 安全
な場合は、 固体の薬剤を細かい粉末状にして水に溶かしたもの
を、 栄養補給チューブから投与します。 腸溶性製剤を砕く こと、
製剤を調合乳と混ぜる ことは、 絶対に避けてく ださい。
•
クランベリ ージュ ースやコーラ飲料などの酸性洗浄薬で栄養補
給チューブを洗浄しないでください。 酸性質が調合乳中のタン
パク質と相互作用して、 チュ ーブが詰る ことがあります。
洗浄に関する一般的ガイドライン
•
カテーテル チッ プ シリ ンジは、 30 ~ 60 ml のものを使用しま
す。 小さいチュ ーブの場合、 圧力が増してチュ ーブが破裂する恐
れがあるので、 これよ り小さいシリ ンジは使用しないでく ださい。
•
チュ ーブの洗浄は、 常温の水道水を使用します。 市の上水道に
問題があると思われる場合は、 滅菌水を使用します。 水の量は、
患者のニーズ、 臨床症状、 およびチュ ーブの種類によって異なり
ますが、 平均量は成人で10 ~ 50 ml 、 小児で 3 ~ 10 mlで
す。 栄養補給チュ ーブ洗浄に使用する水の量は、 水分補給状態
によっても影響されます。 一般的に、 洗浄水の量を増やすと、 静
脈内輸液を補足する必要がなくなります。 ただし、 腎不全の患
者やその他の水分制限がある場合、 洗浄水の量は、 開通性を
維持するのに必要な最低限に留めてく ださい。
•
チュ ーブを洗浄する場合、 無理な力を加えないでください。 無理
な力を加えると、 チュ ーブに穴があいたり消化管に損傷が生じた
りする ことがあります。
•
患者の記録に、 洗浄の時間および洗浄水の量を記述しておい
てください。 これによ り、 看護人は、 患者のニーズをよ り正確に監
視する ことができます。
毎日のケア & 点検リスト
患者の評価
痛み、 圧迫感、 不快感、 熱、 発疹、 化膿、 消化管からの流出などの症
状がないか、 患者の評価を行なってく ださい。
痛み、 圧迫感、 不快感の症状がないか、 患者の評価を行なってくだ
さい。
直径
数量
スト ーマ部位の評価
赤み、 過敏症、 浮腫、 腫れ、 圧痛、 熱、 発疹、 化膿、 消化管からの流
出など、 感染の症状がないか、 患者を評価してく ださい。
圧迫壊死、 皮膚の損傷、 過剰肉芽組織の症状がないか、 患者を評
価します。
スト ーマ部位の洗浄
温水と中性洗剤を使ってく ださい。
円を描く よ うに、 チュ ーブから外に向けて洗浄します。
縫合部、 外部ボルスタ ー、 固定装置のすべてを綿棒で洗浄します。
すすぎと乾燥をしっ かり行ないます。
チュ ーブの評価
破損、 閉塞、 異常な変色などの異状がないか、 チュ ーブの評価を行
なってく ださい。
栄養補給チュ ーブの洗浄
チューブを引張り過ぎたり動かし過ぎたり しないように気をつけて、
温水と中性洗剤で洗浄します。
すすぎと乾燥をしっ かり行ないます。
空腸 ・ 消化 ・ バルーン ポー トの洗浄
綿棒またはソフ トな布で、 人工栄養や薬剤残存物を取り除きます。
外部ボルスターを回さないでください。
回すと、 チュ ーブがねじれて位置がずれる恐れがあります。
外部ボルスター位置の確認
外部ボルスタ ーが皮膚から 2 ~ 3 mm 上の位置にある ことを確か
めてく ださい。
栄養補給チュ ーブの洗浄
継続的に栄養補給を行う場合や栄養補給が途切れた時、 栄養補
給チュ ーブを4 ~ 6 時間ごとに洗浄してく ださい。 チュ ーブを使って
いない時は、 少なく とも8 時間ごとに洗浄します。
胃内残存物がないか調べた上で、 栄養補給チューブを洗浄してく
ださい。
薬剤投与の前後に、 栄養補給チュ ーブを洗浄します。
クランベリ ージュースやコーラ飲料などの酸性洗浄薬で栄養補給チュー
ブを洗浄しないでく ださい。
バルーンのメンテナンス
バルーンに入っている水の量は週に1回チェ ッ ク してく ださい。
•
ルア スリ ッ プ シリ ンジをバルーン拡張ポー トに挿入し、 チュ ーブ
を押さえながら水を吸引します。 シリ ンジ内の水量を、 患者の記
録に記述されている推奨量もし く は最初に処方された量と比較
します。 この水量が推奨量または処方量より少ない場合は、 す
でに吸引した分の水をまずバルーンに注入してから、 推奨量や
処方量に足りない分を吸引してこれをバルーンに足します。 バ
ルーンの収縮を行なう際は、 チューブ付近から胃内容物がもれ
る ことがあるので気をつけてく ださい。 水の量、 水の交換量 (該
当する場合のみ) 、 および日時を記録してく ださい。
•
10 ~ 20 分待ってから、 この手順を繰り返します。 バルーン内
が空の場合は水がもれているので、 チュ ーブの交換を行なってく
ださい。 バルーンの収縮や破損が生じると、 チューブが外れたり
ずれたりする場合があります。 バルーンが破れた場合は、 新しい
ものと交換してください。 チュ ーブをテープで所定の位置に固定
し、 施設のプロ トコールまたは医師の指示に従います。
注意 : バルーンの滅菌水または蒸留水を補充してください。 空
気や生理食塩水は使わないでください。 生理食塩水を使うと、
結晶化してバルーンのバルブやルーメンが詰まってしまうことが
あります。 空気の場合は、 浸出してバルーンが収縮してしまうこ
とがあります。 水量は、 推奨量に従ってください。 バルーンを拡
張し過ぎると、 ルーメンの邪魔になったりバルーンの寿命が短く
なったり します。 拡張が足りないと、 チューブが適切な位置に固
定でき ません。
長さ
再使用禁止
処方による使用のみ
注文番号
説明書を参照
ガンマ線照射滅菌済み
REF
LOT
バッ チコ ー ドま たは
ロ ッ ト番号
チューブの閉塞
チュ ーブの閉塞は、 通常、 以下の原因で生じます。
•
洗浄が不完全だった
•
胃の残存物測定後、 洗浄しなかった
•
薬剤投与が適切でなかった
•
錠剤の破片があった
•
薬剤が粘着性だった
•
人工栄養が粘着性だった。 通常、 濃縮または補強した人工栄養
は粘り気が強く、 よ く チュ ーブを詰まらせる原因となります。
•
人工栄養に雑菌が混入して凝固した
•
胃または腸の内容物が逆流した
チューブの障害物除去
1. 栄養補給チューブがねじれていたり、 外れていたり しないか、 確
認してく ださい。
2. 皮膚表面よ り上に障害物が見える時は、 やさしくマッサージする
か指でチュ ーブを搾るよ うにして、 障害物を砕きます。
3. 次に、 温水を入れたカテーテル チッ プ シリ ンジを適切なチュ ー
ブアダプタかルーメンに挿入し、 そっ と引いてからプランジャを
押して障害物を取り除きます。
4. 障害物がとれない時は、 手順 3 に戻ります。 適度の吸引とシリ
ンジ圧力を交互に繰り返すと、 大抵の障害物がとれます。
5. それでもとれない時は、 医師に相談してください。 患者における
チュ ーブ閉塞や副作用の原因となる ことがあるので、 クランベリ ー
ジュ ース、 コーラ飲料、 食肉軟化剤、 キモ トリ プシンは使用しない
でください。 障害物がなかなか除けない場合は、 チュ ーブの交換
を行なってく ださい。
バルーンの寿命
バルーンの寿命を正確に予想する ことはできません。 シリ コンバルー
ンは通常1~8か月間持ちますが、 バルーンの寿命はいくつかの要
因によって左右されます。 これらの要因には、 薬剤、 バルーン拡張に
使う水の量、 胃液pH、 チュ ーブの手入れ状態などがあります。
キットの内容物
•
ロープロフ ァイル経胃空腸栄養補給チュ ーブ 1 本
•
誘導カニュ ー レ 1 個
•
1 ~ 6 ml ルアー スリ ッ プ シリ ンジ
•
1 ~ 35 ml カテーテル チッ プ シリ ンジ
•
MIC-KEY* エクステンシ ョ ン セッ ト 1 個 (SECUR-LOK* 直角コネ
クタ ー、 2ポー ト 「Y 型」 、 12インチ (30.48 cm) のク ランプ付き)
•
MIC-KEY* ボーラス エクステンシ ョ ン セッ ト 1 個 (カテーテル チ
ッ プ、 SECUR-LOK* ス ト レー ト コネクタ ー、 12インチ (30.48 cm)
のク ランプ付き)
• ガーゼ パッ ド 4 枚
結腸栄養剤 ・ 薬剤専用。
詳細は、 電話 (米国内から掛ける場合は1-800-KCHELPS) で
お問い合わせく ださるか、 次のウ ェ ッ ブページでご覧く ださい。
www.kchealthcare.com
教育用パンフ レッ トご希望の方は、 「 正しいケア (A Guide to Proper
Care) 」 および 「ス トーマ部位と腸内栄養補給チュ ーブに関する ト
ラブルシュ ーティ ング ガイ ド (A Stoma Site and Enteral Feeding
Tube Troubleshooting Guide) 」 をご利用く ださい。 地元の営業代理
店もしく は顧客サー ビス センタ ーにお問い合わせく ださい。
包装が破損している場
DEHP (フタル酸ジ-2-
合は使用禁止
エチルヘキシル) 無使用製剤
製造日
使用期限
77