ITB-A61-200-FS
サービスとメンテナンス
保守およびメンテナンス全般における安全上の注意
予期しない始動を避けるために、サービス中は常にコント
ローラーの電源を切り、取り外し可能なバッテリーを取り外し
たままにしてください。
サービスは、資格のあるスタッフにのみ依頼してください。
クリーニングの手順
部品は湿らせた布で清掃してください。水だけを使用し、溶
剤を含む洗剤は使用しないでください。
Atlas Copcoのサービス技術担当者までご連絡の上、現在
の推奨事項、および特定のツールに関するクリーニングアド
バイスについてお問い合わせください。
ESD トラブルの予防
製品およびコントローラ内のコンポーネントは、静電気に対し
て敏感です。将来の故障を予防するために、ESDが承認し
た作業環境で整備とメンテナンスを行うようにしてください。
下の図は、適切な整備作業ステーションの例を示します。
パワーツールの一般的な安全警告
警告 このパワーツールに付属するすべての安全警告、
指示、図、仕様をお読みください。
以下に列記したすべての指示に従わない場合、感電、
火災および/あるいは重傷に至る危険性があります。
今後の参考のために、すべての警告と注意事項を保管
しておいてください。
警告における用語「パワーツール」は、主電源動作(コード付
き)パワーツールやバッテリ動作(コードレス)パワーツールを
指します。
作業エリアの安全
• 作業エリアは清浄で、照明が十分な状態を維持してくだ
さい。散らかっていたり、照明が十分でないと、事故を招
くことがあります。
• 可燃性の液体、ガスまたは粉塵が存在するような爆発性
の雰囲気でパワーツールを使用しないでください。パ
ワーツールが火花を発生し、粉塵や噴煙に引火するお
それがあります。
• パワーツールの使用中は、子どもや第三者を近づけな
いでください。気を取られると、操作を誤る可能性があり
ます。
電気的安全
• パワーツールのプラグは、コンセントと適合している必要
があります。いかなる形でも決してプラグを改造しないで
ください。アース(接地)されたパワーツールでアダプタ
© Atlas Copco Industrial Technique AB - 9846 0508 00
プラグを扱わないでください。改造されていないプラグお
よび適合しているコンセントを使用することで感電の危
険性が低下します。
• 接地された面 (パイプ、ラジエータ、レンジ、冷蔵庫など)
に身体が触れないようにしてください。使用者の身体が
接地されると、感電の危険性が高まります。
• パワーツールを雨や湿った条件下にさらさないでくださ
い。パワーツールに水が入ると、感電の危険性が高まり
ます。
• コードの間違った使い方をしないでください。パワーツー
ルを運んだり、引いたり、プラグを抜いたりするのに決し
てコードを使わないでください。コードは、熱、油、鋭利
な物の縁、パーツの可動部に近づけないでください。損
傷したり、絡まったりしたコードを使用すると、感電の危
険性が高まります。
• 屋外でパワーツールを使用するときは、屋外での使用に
適した延長コードを使用してください。屋外での使用に
適したコードを使用することで感電の危険性が低下しま
す。
• やむを得ずパワーツールを湿った場所で使用しなけれ
ばならない場合は、残留電流装置 (RCD) で保護された
電源を使用してください。RCD を使用すると、感電の危
険性が低くなります。
作業者の安全
• パワーツールで作業するときは、警戒を怠らず、どんな
作業を行っているかを確認し、常識を働かせてくださ
い。疲れているときや、薬物、アルコール、またはその他
の薬剤の影響下にあるときは、パワーツールを使用しな
いでください。パワーツールの操作中に注意を怠ると、
重大な人身事故につながる可能性があります。
• 作業者用保護装備を使用してください。必ず眼の保護
装備を着用してください。防塵マスク、滑り止め加工され
た安全靴、ヘルメット、防音用耳栓などの保護装備を適
切な条件下で使用することで、作業者のケガの危険性
を低下させることができます。
• 予期しない始動が起こらないようにしてください。電源や
バッテリー パックを接続する前、またはツールを持ち上
げたり、運搬したりする前に、スイッチがオフの位置にあ
ることを確認してください。指をスイッチの上に置いた状
態でパワーツールを運搬したり、スイッチがオンになって
いるパワーツールに電圧を印加したりすると、事故を引
き起こすことがあります。
• パワーツールの電源を入れる前に、調整キーやレンチを
外してください。パワーツールの回転部にレンチやキー
を付けたままにしておくと、ケガの原因になることがありま
す。
• 前のめりになり過ぎないようにしてください。常に適切な
足場とバランスを維持してください。これにより、予期しな
い状況下でのパワーツールの制御が容易になります。
• 適切な服装をしてください。ゆったりした服を着たり、装
飾品を身に付けたりしないでください。髪の毛、および衣
服が可動部に近づかないようにしてください。ゆったりし
た衣服、装飾品、長い髪は、可動部に絡まる可能性があ
ります。
• 集塵機等に接続する装置が提供されている場合、これ
らが接続され、適切に使用されていることを確認してくだ
さい。集塵機を使用することで、粉塵に関連する危険性
を低下させることができます。
Safety Information
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