このたびはアースクエイカーデバイセスのデータコラ
プター、 モジュレーション付きモノフォニックハーモナ
イジングPLLシンセサイザーを購入して頂きありがと
う御座います!ご使用の際にこの説明書を読んで頂け
ると音決めの際のノブのセッティング等、 素早く対応
できると思いますので是非お読みください。
データコラプターはモノフォニックのアナログハーモナ
イジングPLLにモジュレーションを加えたペダルです。
入力された信号は凶暴なまでに増幅され、 過激なスク
エアウェーブのファズに変換されます!その後さらに複
数の信号に振り分けられ、 モジュレーションを含め個
別にコントロールでき、 ワイルドながらも直感的に操
作できる3ボイスのギターシンセサイザーです。
Master Oscillator(マスターオシレーター) がデー
タコラプターをコントロールする際の中心部になりま
す。 Master OscillatorのRoot(2)ノブからオリジナル
の信号(Unison)、 1オクターブダウン(-1)、 2オクター
ブダウン(-2)、 3種類の信号を選択できます。 この部分
を使ってご使用中の楽器に合わせたフリークエンシー
に最大限に対応するトラッキングの反応を調整できま
す。 Rootの設定が済んだら、 もう一つのロータリース
イッチノブでOctave (オクターブ) とInterval ( 音程)
の設定を行います。
本体上部のVoice Mixer 部に有るOscillatorノブで
Master Oscillator 部の音の混ざり具合を調整しま
す。 Frequency Modulator (フリークエンシーモジュ
レーター) はMaster Oscillator部にピッチベンドを加
えます。 その際Glideモード (ノート間の移動がスムー
ズになります。 バイオリン等のフレットレスの楽器で指
板上で音程を動かす様な事です) かVibratoモード (
ピッチの上下移動が飛び跳ねる様な感じで、 昔のSF
映画のレーザー光線の効果音の様なエフェクト効果)
の2種を選択できます。
Subharmonic (サブハーモニック) で入力された信号
に1オクターブ下から3オクターブ下まで、 8種類から
選択し加える事ができます。 安定したオクターブ下の
信号を加えたい時はSubharmonicのRootをUnison
に設定しますと、 入力段からFrequency Modulator
がキャンセルされます。
ですが!データーコラプターの真骨頂を体験するなら
ば、 SubharmonicのRootスイッチをOscillatorに設
定してください。 沢山の選択肢の有るオクターブやモ
ジュレーション等の組み合わせをランダムに試した
り、 ペダル上の機能をフルに利用して今までに体験し
た事の無い、 ウイルスに侵されたコンピューターが発
する様な狂ったサウンドを思う存分楽しんで頂けると
思います!このSubharmonic部の音の混ざり具合の
調整は、 本体上部のSubharmonicで行えます。
最後に、 本体上部のVoice Mixer部に有るSquareで原
音からスクエアウェーブに変換されたファズの量の調
整を行います。
TRACKING
データコラプターを使用の際は、 ディレイ、 リバーブ、
他のモジュレーション系のペダルの前でできるだけ接
続された楽器のアウトプットに近い位置に接続してく
ださい。 ギターで使用の場合、通常どのピックアップ
でも使用可能ですが、 ネックピックアップでの使用で
最良の結果が得られます。 単音を正確にピッキングし
て頂くと素早く、 クリアーなトラッキングで出力できま
す。 トラッキングの正確さを追求するため敢えてゲイ
ンの設定はできない様になっておりますので、 使用中
の楽器の出力が弱い場合は (ギター側のボリュームを
絞った状態等) トラッキングが正確に行われない場合
が有ります。
NERD TALK
Data Corrupterの心臓部はCMOS Phase Locked
Loop(PLL)ICが元になっております。 PLLが入力された
信号の位相と帯域をオシレーターと対比させ、 その違
いを信号として生み出し、 さらにオシレーターの入力
段に戻す事によって、 元の入力された信号と対比され
た信号が混ざりシンセの様な音に生まれ変わります。
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