無調整式シーテ ィ ングシステム 取扱説明書
JA
製品の詳細および仕様
VARILITE シーテ ィ ングシステムに使用されている材質 : VARILITE では、 ラテックスやフタレートは製品構造のどこにも使用されて
いません。
ク ッシ ョンの設定と調節
クッションに座ると、 組込エアリリースデバイス (特許出願中) によって自
動的に空気の一部が放出されます。 エアリリースデバイス (ARD) は、
一定量の沈み込みを確保すると同時に底付きを防ぎます。
1. クッションを包装から取り出し、 赤いプラグを取り外して、 クッションを
完全に膨らませます。
2. クッションを座面に載せます。
3. 使用者をクッションに座らせます。 推奨される姿勢で座れるように
します。 図 A
4. 一定量の空気が放出されて、 約 5 cm の沈み込み量が確保されます。
5. クッションから体重を外すとクッションは自動的に膨らみます。
トラブルシ ューテ ィ ング
クッションが自動的に適切な調整を行っていない、 または空気保持不良と思われる場合、 ただちに製品の使用を停止して、
医療専門家に相談してください。 さらなるサポートについては、 VARILITE カスタマーサービスにお問い合わせください。
漏れ位置を見つけ出す方法 (浸水テス ト) :
1. カバーを取り外してクッションを膨らませます。 赤いゴム製のプラグをクッション後部の丸い開口部に挿入します。
2. 大型シンクまたはバスタブに 15 cm 程度水を張ります。
3. クッションをシンクまたはバスタブの水に浸します。
クッションに穴が開いている場合、 小さな気泡が穴の位置から出てく るのが見えます。 図 B
クッションから気泡が出てく る場合、 製品を提供した会社、 VARILITE カスタマーサービス、 医療専門家、 いずれかにご連絡ください。
赤いゴム製のプラグはどのように
扱ったらよいのですか?
クッシ ョンが空気を保持して
いません
浸水テス トを行った後でも
クッシ ョンは空気を保持しません
クッシ ョンが不快、
または不安定
クッシ ョンが車椅子上で滑る
体重を外したときにクッシ ョンに
空気が入らない、 または体重を
かけたときにクッシ ョンから空気が
放出されない
ク リーニングと消毒
警告 : シーティングシステムの消毒には、 四級アンモニウム系、 塩素系、 過酸化水素系の消毒剤などは使用しないでく ださい。
これらの製品はシーティングシステムを損傷する恐れがあります。
消毒剤は、 フォームや木材などの多孔質面には効果がありません。 必要に応じて、 手で濡れた布を使って清掃することができ
ます。 フォーム、 カバー類は効果的に消毒することはできません。 他者が使用することはできません。
VARILITE は、 濃度 70% 以上のイソプロピルアルコールで消毒することを推奨します。
カバーのク リーニングと消毒手順 :
本書に記載の洗濯記号と取扱 ・ お手入れタグを参照してください。
ク ッシ ョ ンのク リーニングと消毒手順 :
1. 赤いゴム製のプラグをクッション後部の丸い開口部に挿入します。
2. 温水で目に見える汚れがすべてクッションから除去されるまで手洗いします。 必要に応じて食器洗い用の中性洗剤を
使用します。 必要に応じてこれを繰り返します。
3. クッションから洗剤が完全になくなるまで十分にすすぎます。
4. クッションを 30 分以上乾燥させます。
5. クッション全体がしっと りするまで、 濃度 70% 以上のイソプロピルアルコール (IPA) を噴霧します。
6. クッションが濃度 70% 以上の IPA でしっと り した状態を 10 分間維持します。
7. 手順 4 と 5 をさらに一度繰り返します。
8. クッションを完全に乾燥させてから、 通常の使用を始めてください。
赤いプラグは、 クッションをクリーニングする際と浸水テストのときのみ使用します。
製品の通常の使用中には必要ありません。
着座位置がクッション設定セクションに示す図のとおりになっていることを確認します。
これが原因でない場合、 浸水テストを行ってください。
浸水テストでクッションの外面に漏れが見つからない場合、 製品の使用を止めてシーティング
専門家にお問い合わせください。
クッションの各部が適切に取り付けられており、 座面に正しい向きで設置されていることを確認
します (オーナーズマニュアルの製品詳細セクションの図を参照)。 これでもクッションがまだ不快
または不安定な場合は、 医療従事者にご相談ください。
滑り止めの付いた面が下向きで、 シーティングシステムが正しい向きであることを確認します。
さらに保持性を高める場合、 クッションカバーの下部パネルに含まれるループファースナーを
使用してクッションを座面に結び付けます。
製品の使用を止めて、 シーティング専門家にお問い合わせください。
図 A
適切な
腰椎前彎
骨盤下の
ク ッシ ョンの厚みは、
骨盤の傾きは中立
1.3~2.5 cm
または若干前傾
膝の裏から
少なく とも 5 cm
©2021 Cascade Designs, Inc. #34-285
図 B
カバーの
ク リーニング
および消毒手順
ク ッシ ョンの
ク リーニング
手順
ク ッシ ョンの
消毒手順